失楽園とソシオメトリー

失楽園は、ジョン・ミルトンによって創られた、希望への神との約束の叙事詩。ソシオメトリーは、集団の深層にせまり、個人の役割を確認する理論。

 

目をつぶり、失望を未来にしていた。

やがて、月と太陽とが友であると告げる獅子があらわれ、
目を開けと命じる。

目を開く方法を求めて。ガラス玉遊戯を試してみましょう。

 

1.思考を世界の起源に応じさせる

気持ちを静かに落ち着けて、まず、
赤のガラス玉にグループになる考えを導き出します。
心の奥から聞こえてくる声に耳を傾けてください。

次に、青のガラス玉にも同様のことをします。

赤のガラス玉
01:希望により愚かさから救われる
02:神の奇跡を代理する

青のガラス玉
03:集団対自然において個人の役割がある
04:人間の実際で心を調整する

01と02は失楽園を参考にしました。
03と04はソシオメトリーを参考にしました。

それぞれのガラス玉は、グループになる考えの元になった何か、です。

黄のガラス玉
01:希望により愚かさから救われる
06:人の悲しさは過ちにある

赤のガラス玉
03:集団対自然において個人の役割がある
05:内世界と外世界とで相互に現出

青のガラス玉
04:人間の実際で心を調整する

この一連の手順で、潜在意識にあった「思い込み」の壁は破られ、
思考は世界の起源に応じるようになっています。

  ※ガラス玉は何個使っても良いですし、どこに配置しても、
   何回扱っても、互いに比較するなどしても良いです。

今回は、次のような操作をしました。
(とばして、2.現象化の質問から読んでくださっても結構です。)

青のグループの元になった何かを、
赤のグループの元になった何かと取り替えました。
この時、青のグループで用いていたもので、
赤に利用できるものは残し(ここでは03)、
赤のグループの元になった何かに応じ、
新しい考え(ここでは05)を加え、新しいグループを創りました。

赤のガラス玉があったところには、
グループの元になった何かの残像が残っていました。
この残像を利用して、新しいグループの元である黄に応じて
新しい考え(ここでは06)を創りました。

青には、グループの考えのうち、残すものをともなわせて、
新しい場所を与えました。

 

2.現象化の質問

ここで、現象化の質問に答えましょう。

なぜそれを感じたのか? :希望への自分の役割を構造的に理解する
             方法が分からない。
それは何と関係あるのか?:集団と現象とを、神の言語の代わりのように
             理解することができるかもしれない。

 

3.恩恵の評価

失楽園は、17世紀イギリスのジョン・ミルトンによって創られた、
全12巻の叙事詩です。

神への復讐をくわだてたサタンが、神が創造した人間を誘惑しようと、
アダムとイブに知恵の木の実を食べさせたため、
アダムとイブは楽園エデンを追放されますが、
大天使ミカエルにキリストとして神が現実の姿でこの世に現れ、
救済となることを知らされ、神と新たな約束をかわすまでを描きます。

善と悪との間で、人間が荒野にあって希望を持って生きる選択は、
清教徒革命から王政復古にいたる、
イギリスの激震の時代を反映していたかもしれません。

ソシオメトリーは、集団構造に関して、モレノから始まった理論で、
社会的測定という意味です。

集団を形成する個々人においての心理的な関係を明らかにし、
世界を創造の場と位置づけながら、観察できる外部社会と、
心理分析によって把握される内部社会との葛藤を明らかにし、
文化を支える役割の現実である個人の社会的現実を明らかにします。

集団の深層にせまり、役割演技テストなどで、
集団に参加する個々人に、客観的立場を把握させるなどで、
いじめ(リンチ)などの改善に成果をあげた例もあります。

失楽園と、ソシオメトリーとに、
ガラス玉遊戯を適用したところ、次のような発想が浮かびました。

現象という外の世界と、心という内の世界があります。
そして、集団は外世界と内世界とで人間の生を可能にするように
成り立っています。

ここに、もう一つの軸が加わります。
希望により集団が現象に働きかけていく時の人の役割と、
困難により集団が現象に働きかけられる時の人の役割です。

人の役割において、集団と現象とは神の意思を現すかのように働きます。

集団と現象とを、神の言語の代わりと位置づけられるように、
読み解く方法が可能かもしれません。

 

4.お誘い

私のHPを利用することで、誰でもガラス玉遊戯を体験できます。

慣れれば何でもないことであるにも関わらず、
体験した効果は大きいです。

ぜひ、お試しください。

 

図式:0650
公開:07/07/21

 

  

(C)Copyright 2007 Kyou Nissho. All rights reserved.