カオス理論と、立川談志の不条理。

カオス理論は、未来を予測するシステムが完全であっても、結果は予測不能であることを説明するもの。立川談志の不条理は、自分の枠を超えて行動しても、オチとネタがあることを示すもの。

 

未知の地に突然立っている気がして、周囲を見まわす。

川は知らない音。風は知らない色。

私の知らない未来を、誰かが口ずさんでいる。

その小さな声を追いながら。ガラス玉遊戯を試してみましょう。

 

1.思考を世界の起源に応じさせる

気持ちを静かに落ち着けて、まず、
赤のガラス玉にグループになる考えを導き出します。
心の奥から聞こえてくる声に耳を傾けてください。

次に、青のガラス玉にも同様のことをします。

赤のガラス玉
01:理性による盲目
02:予測を超えた調和

青のガラス玉
03:様々な理解に橋渡しをする
04:現象に従って生じる情緒を超える

01と02はカオス理論を参考にしました。
03と04は立川談志の不条理を参考にしました。

それぞれのガラス玉は、グループになる考えの元になった何か、です。

黄のガラス玉
01:理性による盲目
06:人間全体による受け取り

赤のガラス玉
03:様々な理解に橋渡しをする
05:たくさんの脳による現実

青のガラス玉
04:現象に従って生じる情緒を超える

この一連の手順で、潜在意識にあった「思い込み」の壁は破られ、
思考は世界の起源に応じるようになっています。

  ※ガラス玉は何個使っても良いですし、どこに配置しても、
   何回扱っても、互いに比較するなどしても良いです。

今回は、次のような操作をしました。
(とばして、2.現象化の質問から読んでくださっても結構です。)

青のグループの元になった何かを、
赤のグループの元になった何かと取り替えました。
この時、青のグループで用いていたもので、
赤に利用できるものは残し(ここでは03)、
赤のグループの元になった何かに応じ、
新しい考え(ここでは05)を加え、新しいグループを創りました。

赤のガラス玉があったところには、
グループの元になった何かの残像が残っていました。
この残像を利用して、新しいグループの元である黄に応じて
新しい考え(ここでは06)を創りました。

青には、グループの考えのうち、残すものをともなわせて、
新しい場所を与えました。

 

2.現象化の質問

ここで、現象化の質問に答えましょう。

なぜそれを感じたのか? :理解できない理解を、自分のものに
             したいから。
それは何と関係あるのか?:この世界のどこかで、自分にとって
             謎であることの答を知っている。

 

3.恩恵の評価

カオス理論は、ある状態から次の状態に変化する現象があるとき、
その変化の規則性を把握できるシステムを持っていても、
システムに設定する条件が異なることで、
結果が予測できなくなることを説明する理論です。
例えば、地震を予測する正確なシステムがあったとしても、
入力する現在のプレートなどの条件にわずかな違いがあるだけで、
結果がまったく異なる場合などです。
注目したいのは、システムが完全でも、システムを扱う人間が不完全、
ということと、変化を予測する完全なシステムでも、
予測できない結果を出すものである、ということです。

立川談志は「あくび指南」など不条理をテーマにした落語が有名です。
あくび指南というのは、一人では行けないので、
友人をつれてあくびを習いに行った男がなかなかあくびが身につかない。
それで、見ていた友人があくびをすると「見ただけで覚えた」と
感心する話しです(要約すると面白くもなんともないね)。
立川談志という人は、自らが不条理な生活をすることで、
本来道理から離れている「不条理」を身につけた人のようです。
攻撃的・気まぐれ・それでいて日和見主義。それらの性格を奔放に、
弟子などを相手にやりたい放題をして、現実のなかにオチとネタを
経験していたようです。

カオス理論と、立川談志の不条理とに、
ガラス玉遊戯を適用したところ、次のような発想が浮かびました。

人間は世界を理解するのに、様々な手段を用います。
人々との交流や、予測モデルを用いるシステムなど。

世界を理解するどの手段を用いても、世界は逆に謎を深めます。
まるで、見ようとすればするほど見えなくなるようです。

そうすると、世界は理性の裏側で働き、それなのに、
理解の及ばない人間を笑うかのように、物事に調和をもたらしています。

では、世界を理解する様々な手段を用いながら、全ての人々が、
互いの理解を共有しあったらどうなるでしょうか?
予測不可能であったはずの世界の変化も、人類の誰かの予測の内に
入っていることでしょう。

もちろん、誰の予測が当たっているのかは特定できません。
でも、世界は誰かの予測したとおりに動いているのです。

それが、そのたびに違う人であり、当人が気づいていなくても。

 

4.お誘い

私のHPを利用することで、誰でもガラス玉遊戯を体験できます。

慣れれば何でもないことであるにも関わらず、
体験した効果は大きいです。

ぜひ、お試しください。

図式:0644
公開:07/07/01

 

  

(C)Copyright 2007 Kyou Nissho. All rights reserved.