絵画の印象派と、近代の産業遺産。

絵画の印象派は、印象を利用して、経験可能な物事による美を創るもの。近代の産業遺産は、歴史への参入を利用して、人間の活動を再現するもの。

 

その手で、どのページをめくるのか?

未知だった経験を通じて、どんな日記をつづるのか?

光とオイルとから、人類の記憶が語られる日が約束されている。

風の時計。ガラス玉遊戯を試してみましょう。

 

1.思考を世界の起源に応じさせる

気持ちを静かに落ち着けて、まず、
赤のガラス玉にグループになる考えを導き出します。
心の奥から聞こえてくる声に耳を傾けてください。

次に、青のガラス玉にも同様のことをします。

赤のガラス玉
01:未知世界の経験への導き
02:調和世界の経験の過程

青のガラス玉
03:歴史参入の経験
04:歴史的価値による訓練

01と02は絵画の印象派を参考にしました。
03と04は近代の産業遺産を参考にしました。

それぞれのガラス玉は、グループになる考えの元になった何か、です。

黄のガラス玉
01:未知世界の経験への導き
06:可能な経験による世界の想定

赤のガラス玉
03:歴史参入の経験
05:経験の仮定により生じる意識

青のガラス玉
04:歴史的価値による訓練

この一連の手順で、潜在意識にあった「思い込み」の壁は破られ、
思考は世界の起源に応じるようになっています。

  ※ガラス玉は何個使っても良いですし、どこに配置しても、
   何回扱っても、互いに比較するなどしても良いです。

今回は、次のような操作をしました。
(とばして、2.現象化の質問から読んでくださっても結構です。)

青のグループの元になった何かを、
赤のグループの元になった何かと取り替えました。
この時、青のグループで用いていたもので、
赤に利用できるものは残し(ここでは03)、
赤のグループの元になった何かに応じ、
新しい考え(ここでは05)を加え、新しいグループを創りました。

赤のガラス玉があったところには、
グループの元になった何かの残像が残っていました。
この残像を利用して、新しいグループの元である黄に応じて
新しい考え(ここでは06)を創りました。

青には、グループの考えのうち、残すものをともなわせて、
新しい場所を与えました。

 

2.現象化の質問

ここで、現象化の質問に答えましょう。

なぜそれを感じたのか? :現実を前提に感性を働かせるのではなく、
             経験可能なものを前提に一つの表象を
             得られること。
それは何と関係あるのか?:現在の物事全てを利用して感覚を発揮する
             ことと、過去未来の物事全てを利用して
             感覚を発揮すること。

 

3.恩恵の評価

絵画の印象派は、光と変化との印象を表現するところに特徴があり、
対象があるため抽象画にならないですが、
抽象画への戸口とも言えるほど、抽象の要素を持っています。
すばやい筆の動きが用いられ、絵の具は肉厚に用いられますが、
あまり重ね書きされません。
同じテーマで何枚もの絵が描かれるため、
作者が自分の印象の能力を試し、
洗練しているようにも感じられます。

近代の産業遺産は、美しさ・特徴・歴史的事実・技術の発展、
などで、選ばれていきます。
これは、文明を歴史的感覚でとらえる試みと言えるでしょう。
古い産業の手段から、産業の取り組みへの人類の価値を確認する
ことができます。
文明を歴史的感覚でとらえることにより、
人類に可能な産業の美・特徴・事実・発展が触発される
ことになります。

絵画の印象派と、近代の産業遺産に、
ガラス玉遊戯を適用したところ、次のような発想が浮かびました。

印象派による絵画を鑑賞すると、描かれた対象のみならず、
対象に関係する世界が経験されるような感覚になり、
経験可能な物事を含む美があると感じられるようになります。
これは、現代における物事で可能な美に、
人々を導く効果を意味しています。

近代の産業遺産に関する活動は、
人々の歴史への参入をうながすものであり、
未来の世界と過去の世界との前提が人間のなかによみがえります。
これは、美の作用により、
未来と過去との世界を経験可能なように感じさせる作用があります。

この二者から分かることは、
現代の物事と、過去未来の物事とを、
ともに自由に行き来する芸術活動がまだされていない、
ということです。

芸術の発展の余地が新たに見いだされました。

 

4.お誘い

私のHPを利用することで、誰でもガラス玉遊戯を体験できます。

慣れれば何でもないことであるにも関わらず、
体験した効果は大きいです。

ぜひ、お試しください。

 

図式:0627
公開:07/06/13

 

  

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