ウイット発明が発想されるレシピ017  

 

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1.36億年の命
         
ある生き物が、どのような生き物になるかは、遺伝子の情報によって決
まりますね。
そして、寿命が来るまで、その生き物は成長あるいは老化を続けていき
ます。
         
ところが、遺伝子だけを見ると、異性の遺伝子との結合により、新しい
遺伝子となって、親の命が子の命となって、永続します。
これは、見方を変えると、いまある私の、そしてあなたの、遺伝子は、
36億年前の最初の生命から続いているもの、となります。
         
ある日、人類の終わりの日が来たとしましょう。
それでも、何かの生命は地球上にいて、36億年前からの命を続けてい
くのです。
         
2.文化の命
         
文化がいつはじまったか、は、いろいろな考え方があると思います。
仮に石器時代からだとすると、人間の文化の歴史は、250万年前から
となります。
         
ところで、文化の命は、どのくらいの長さなのでしょう?
例えば、ギリシャ文化は当時は主流でしたが、現在は学問的に省みられ
るか、観光地としての注目しか受けていません。
         
文化は遺伝するでしょうか?
例えば、日系アメリカ人でも、二世になれば、すでにアメリカ人として
生活します。
         
文化の命は、それを人々が受け入れている間、と言っていいかもしれま
せん。
         
では、文化は遺伝と全く関係が無いでしょうか?
         
遺伝はしないかもしれませんが、好奇心や冒険を好む心は人間の本質で
あり、遺伝しているものと言えそうです。
そして、好奇心や冒険を好む本能を満たすものとして、文化は命を持っ
ている、と言えるかもしれません。
         
3.遺伝が伝えるもの
         
こうして考えてみると、36億年の歴史のなかで遺伝のなかにあるもの
と、250万年の間に生じた文化との比較が、楽しく感じられます。
         
つまり、人間は、単に実利的なもののみにではなく、遺伝にある好奇心
や冒険心にかなうものに反応しやすい、ということです。
         
ところが、私たちの受ける教育では、実利的なものに主眼がおかれてい
ます。もっとも、いかに有利に生きるかを学ぶのが学校であれば、それ
が役割でもあるのですけれども。
         
人間の命の歩んできた36億年の期間に起こったことに、人間は本質的
に好奇心を満たすものを感じます。自然を撮った映画などに反応するの
もこのためです。
         
他方、250万年の歴史を通して語り継がれた文化というのもあります。
例えば聖書とか、アジアでは老荘思想とか。これらは意外と、「気づき」
の役に立ちます。
         
これらの書物の背景にも、人間がその遺伝子をもって生きてきた現実が
隠されていて、それを読み取ることで人間の本質に気づけるからです。
         
人間はだまって生活していると、日々の惰性で生きるようになりがちで
す。日々の惰性とは、周囲の流れと言い換えても良いかもしれません。
         
単なる周囲の流れとも、単に実利的なものとも違う、私にとって、そし
てあなたにとっての、新しい視点あるいは別の視点というものがあるは
ずですが、私たちは大抵、習慣にそって生きて、これらの視点を見逃し、
本当の意味での心の奥にある好奇心などには、応えていない場合が多い
ようです。
         
遺伝の告げる興奮のある日々を得るには、遺伝が反応するものに目を向
ける必要があるはずです。
         
そのため、習慣や周囲の流れという惰性を断ち切り、新しい視点を得ら
れれば、気づきへの道が開かれるでしょう。
         
そして、本質的な人の好奇心に応えるものを、提供できるようになるの
でしょう。
         
それでは、また、次回まで。
ご愛読に、感謝しております。
         
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