ウイット発明が発想されるレシピ015  

 

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-廃刊しました-
         
1.思考に先立つ現象
         
前回までで、日本が亜熱帯地方の強い菌や寄生虫の住みかになりうるこ
とから、東洋の思想である無まで、話が飛躍しましたね。
         
ところで、生命は、自分自身を複製するだけの化学物質から細胞へと進
化し、細胞が多種多様な生命に枝分かれしてきた、とされています。
         
言い換えれば、最も原始的な、自分自身を複製する、などの能力から言
えば、全ての生命に共通項があるわけです。
         
人間の細胞も自己を複製することで人間という生命を支えていますし、
ウイルスだって自己を複製します。ただ、ウイルスの場合は、自分自身
でエネルギーの生産や消費ができないので、他の細胞にとりつくことで、
自己の生命を支えているのですけれども。
         
思考は、どのレベルの生命からある、と言えるのでしょうかね?
私は哲学者ではないので何とも言えないのですが、一つ別のことを考え
てしまいます。
         
それは、自然界の現象に反応して生命を支えるなら、この反応は人間で
言えば思考に相当するものである、ということです。思考そのものでな
かったとしても。
         
そして人間の細胞も、人間の思考以前に、自然界の現象に対応していま
す。
人間は思考しますが、いわゆる思考というものの前に、全身の全細胞を
もって、自然の変化に対応しているのですね。
         
2.文明という壁
         
人間は、生活を豊かにするために、文明を築き上げてきました。
そして、自然とは直接に接することなく、文明に応じてのみ生きていく
こともできます。
         
これが、全身の全細胞が対応できるところの自然と、人間自身との間の、
壁である、とも言えそうです。
         
この壁という表現は否定的な響きがありますが、どのようなものにも、
光の部分と闇の部分とがあるものです。
         
文明の闇の部分は、文明を含め人間を取り巻く自然と、人間とを、へだ
てていることです。
         
しかし、長期的に見れば、自然と文明とでは、どちらの力が大きいでし
ょうか?
         
3.現象に反応する思考
         
さて、私は自然に帰れ、と言おうとは思いません。
良くも悪くも、文明社会を捨てて、人間は生きていくことは困難でしょ
う。人間は共同体をつくって生きる動物だからです。
         
今回、おもしろいな、と思ったのは、別のことです。
微生物から動植物に至るまで、生命と人間と自然現象とを比較すること
で、環境に人類がどのように応じていくかを、考えることができる、と
いうことです。
         
人間は思考により自然を解釈し、文明により自然に応じます。
これを逆順にするのです。
自然は自ら変化していく。文明を離れて、その変化に人間が応じるとし
たら、どのような思考をすれば良いか、それをリストアップしていくと、
面白いノウハウ集ができるのではないか、ということです。
         
なぜなら、思考以前にある自然という立場から、思考を再点検すること
で、文明を客観的に再評価できるからです。
         
文明の闇の部分に、光をあてるのです。
         
それでは、また、次回まで。
ご愛読に、感謝しております。
         
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