ウイット発明が発想されるレシピ005  

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1.文化的装置の働き方
         
私たちの生活を便利にしたり、私たちが利益を得たりするのに、契約や
常識や技術やお金など、さまざまな手段を用います。
これらは私たちが文化と呼んでいるものに含まれますので、これらの手
段をまとめて「文化的装置」と呼ぶことにしましょう。
         
日本人が日本のなかで文化的生活を営むのには、日本の文化的装置を用
いればよい、というはずでした。
ところが、日本にいて日本の文化的装置を用いても、文化的な満足が得
られにくくなってきました。
         
例えば中国製品の広がり。例えば国際的要因による原油高。投資の事情
による為替や株価の変動。
世界の変化を事情として、日本の文化的装置の働き方は、以前とは異な
ってきました。世界の視点から日本の文化的装置を見直さなければなら
なくなった、と言えるでしょう。
         
では、力の弱い個人が、はたして世界の視点から日本の文化的装置を見
直すなど、できるでしょうか?日本国が対応し、その対応の成果をわず
かに受け取るかたちでしか、私たちには活動できないのでしょうか?
         
2.さらに上位のシステムを求めて
         
一つの考え方があります。
日本が世界の影響をうけて状況が変化するなら、世界は何の影響をうけ
て変化するかを明らかにし、その世界に影響を与えるものを私たちが扱
えればよい、という考え方です。
例えば、世界に影響を与えているものの一つの例として、環境問題があ
ります。世界は、いやおうなしに環境問題に応じていかなければなりま
せん。
         
そして、ここが面白いのですが、環境問題とは「現象」の問題です。
国際関係という、人間の事情に関して解決策をねる問題とは区別して、
扱えます。
そして、現象には手段で応じることができるのです。そして、手段は
個人がつくったり扱ったりできます。
         
既存の日本の文化的装置を、世界を変化にさらす環境問題に関して、
手段においてつくりなおせば、世界に関して優位が得られ、世界の影響
による日本の変動を超越する物事を生み出せる、という考え方は可能で
はないでしょうか?
         
環境問題の全てを解決するのは、個人ではできません。しかし、環境問
題に関して既存の手段をみなおし、つくりなおすことは、個人ないし中
小企業にもできます。
         
以外と多くの着眼点が簡単に見つかります。
アサリ一個が、一時間に一リットルの水を浄化することをご存知でしょ
うか?
わずか1m3の範囲の珊瑚に150種類もの生物が確認されたことをご
存知でしょうか?
(参考:マイクロソフトの百科事典ソフトのエンカルタ)
         
3.ある解決策から先へ
         
こんな考え方は参考になるでしょうか?
あるマーケットで、商品価格の5%の5%のお金で自然環境や健康農作
物を育成する環境を整える、という契約にもとづくメンバーカードを客
に発行し、IT技術でメンバー参加で、この環境をデザインし、里親な
らぬ、環境の親としての立場を得る、というもの。
こうすれば、顧客はたとえ中国野菜を買っても、そのお金の一部が日本
の環境ないし農水産業の発展を実施する、当事者となれます。同時に、
文化的装置の当事者というステータスも得られるでしょう。
         
キーワード:環境
         
このメンバーは、里親ならぬ、自分が親である里を、契約で指定された
日本のどこかの場所に、持つことになります。
もちろん、土地として所有するのでなくても、そこで新しい生命が生ま
れるのを見たり、そこから新鮮な野菜が育つのを見たり、触れたりする
ことができます。
         
個人として支払う5%は、同じメンバーどうしで里をつくる協議の機会
も生み、ITでつながれる各地に、同じ夢を共有する人々を得ることに
もなるでしょう。
         
貴方は、その夢の、プロデューサーになれるかもしれません。
そして、その夢が多くの人々をとりこにすればするほど、貴方の市場も
大きくなり、その市場は私たちの文化的装置への誇りをも現実にするで
しょう。
         
そして、夢は、想像力で規模を広げ、調査と働きかけで賛同が得られ、
共同により力を得ます。
もしも、個人であるという以外は空虚にも感じられるなら、個人主義に
は、個人から出発できる成果への共同を。上の例であれば「自分が親で
ある里」のための、グループの可能をプロデュースするなどが、その一
つです。
世界規模で人類への不安となってきている環境問題には、自分が解決の
当事者である現実がプロデュースされれば、人はそのプロデュースを現
実にしたくなるでしょう。
         
そのプロデュースの現実化に求められる費用や労力は、プロデュースを
する貴方にも、それに参加する人々にも、以外と小さなものにできそう
です。一つをのぞけば。
         
その一つとは、貴方の発想です。この発想には、あらかじめ価格をつけ
ることはできません。なぜなら、貴方しだいで内容も効果も変わるもの
だからです。
         
4.はじめてお読みになる方へ
         
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