ウイット発明が発想されるレシピ008  

 

はじめてお読みになる方は、5の「はじめてお読みになる方へ」を利
用して、特許電子図書館をブラウザに、あらかじめご用意ください。
         
1.文化的装置
         
人間は、人間の生み出した環境と、人間の生存を許している自然、異な
った生き方のモデルを信頼している他の人々、その他との、相互干渉の
なかで生きています。
         
この相互干渉のなか、私たちは、様々な場面で「これがふさわしい」と
考える「常識」を利用して、生きています。そして、常識に合わないこ
とを避けるか、肯定できる新事実を求める傾向があります。
         
これらに、あえて疑問を持ってみましょう。
疑問について利用する発想法は「欠点列挙法」の応用です。欠点を
探し出すことができれば、その改善点を発想することもでき、発展の結
果につながる、という考え方から生まれた発想法です。
         
まず、欠点列挙法を適用するテーマをあげてみましょう。
 a.「これがふさわしい」という常識は信頼できる。
         
次に、aの思考に関して、欠点を探してみましょう。
 b.現実の変化から常識が生まれたのだが、常識から現実の変化を説
   明できるとは限らない。
 c.常識とは人間のものであるが、自然は人間の都合だけで働いてい
   ない。
 d.常識はモデルであり、効率を高める目的で利用されるが、モデル
   に合わせているだけかもしれない。
         
これらの他にも、たくさん見つかることでしょう。
貴方独自のものも、リストしてみてください。
         
2.利用される文化的装置
         
さて、こうして考えを解きほぐして考えていくと、私たちが応じている
現実と、私たちが応じるべき本来のことが異なっている可能性が、想像
されてくるのではないでしょうか。
         
社会を構成している以上、私たちには常識が必要です。個人的な考え方
で生きるには、相互理解に、あまりに大きなエネルギーが必要になって
くるからです。
しかし、社会は人間が造ったもの、つまり「人工物」でもあります。
そこには、常に、「人工」と「自然」との違いが生じているはずです。
違いは、生きるうえでの「狭まり」や「偏り」として現れ、私たち自身
への反動の影響として現実になります。
例えば、ストレスがたまり各種神経症になったり、人口の密集が人口の
密集を呼び化学物質による各種症状が生まれ、お金が人の命よりも重く
扱われるかのように少女売春から違法薬物の犯罪までがはびこったり、
他。
         
常識以外にも、共有している様々な手段がありますので、以下、常識他
をまとめて「文化的装置」と呼びましょう。
         
私たちが創造した、私たちが住む社会は、たくさんの「文化的装置」の
集合体、とも言えるでしょう。この文化的装置の一つが「常識」で、私
たちは文化的装置を利用して利益を得ていて、また、障害も生じていく、
と言えそうです。
         
良くも悪くも、「文化的装置」は、私たちの行動を規制する作用が働い
ている、とも言い換えられるでしょう。
         
3.装置の内側と外側
         
文明社会が高度になるにつれ、私たちは社会に求められる多くの課題に
応じる必要が出てきます。
私たちは、増え続ける文化的装置の内側で多くの負担を抱えていきます。
         
癒し、というのが、よく観察してみると、自然な自分への同意であるこ
とは、文化的装置に応じる頻度なり強度などが増していることの裏返し
かもしれません。
         
「もし」。「もし」と言ってみましょう。
私たちが多大なエネルギーを利用して頻繁に使用している文化的装置が
時代の流れのなかで、あるいは世界の状況のなかで、有効性が減ってい
るとしたら、私たちは多くのエネルギーを利用しながら、失敗に向かっ
ていることにはならないでしょうか。
         
こうした考え方も、欠点列挙法に近い発想です。
しかし、文化的装置とは「手段」ですので、手段に支配されるのではな
く、手段を支配するのが、本来であることは、当然のことでしょう。
         
しかし、文化的装置を使用する自分自身を観察するのは困難なことです。
ちょうど、宇宙のなかを猛スピードで運動している地球の上にいて、私
たちがそのスピードを感じないように、自分を観察することは困難なこ
とです。
         
しかし、文化的装置について、その働き方を観察する方法はあります。
それは、他者がどのように文化的装置に接しているかを観察することで
可能になります。
         
例えば、「癒し」は、かつては文化的装置からの解放の方法でした。
しかし、現在は癒し自体が文化的装置に変わっています。
         
最近生じた変化ですので、文化的装置への人々の反応を考えるのに、
利用しやすいのではないでしょうか。
         
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それでは、次回まで。
         
ご愛読に、感謝しております。


  

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